こんにちは。
子育て家庭のためのお金の専門家、はりかえあいです。
本日はちょっと「年収1000万円超えの家庭」をテーマに独り言を言いたいと思います。
年収1000万円はお金持ち?
「年収1000万円」と聞いて、イメージする生活はどのようなものですか?
・専業主婦でいられる
・子供を私立に入れられる
・良い家に住める
・毎年海外旅行に行ける
などの裕福な生活が浮かんでくるのではないでしょうか。
しかし、先日読んだ週刊スパの記事「年収1100万円でも定年破産する家庭「毎月7万円の赤字です」」にもあったように、年収1000万円でも家計が破綻するケースは珍しくありません。
なぜ、年収1000万円前後が「破産」と隣り合わせとなるのでしょうか。
所得制限の壁がいっぱい
特に子育て世帯と関連することですが、年収1000万円前後はいろいろな「所得制限」に引っかかる時期です。
・児童手当
・保育園や幼稚園の補助金
・乳幼児医療証
・高校の授業料無償化
・配偶者控除の適用 など
地域によって異なるものもありますが、多くの所得制限は年収1000万円前後に設定されています。
所得税の税率も上がるので、年収は増えても手取り収入が思ったほど増えない点も苦しいところです。
年収1000万円を超えるのは何年間?
また、人生100年時代という長い期間で考えたときに、どのくらいの期間年収が高いのかということも大きく影響してきます。
人生100年のうち、働ける期間としては大体40年程度です。
そのうち年収が1000万円を超える期間が10年間あったとします。
それでも、人生全体で見れば、10分の1の期間しか当たらないことになります。
人生のうち少しの間年収が高くても、その後の人生ずっと良い生活ができるようになるわけではありません。
一度上げた生活レベルを下げるのはなかなか難しいものです。
人生を通して安定した生活が送りたいのであれば、1年間の収支だけを見て、「使えるお金」を判断しないでくださいね!
年収の高いうちに計画的な貯金が大切
このように、年収が高いといっても、期間は限られているし、税金が高くなったり補助してもらえる金額が減ったりもします。
そのため、年収の高いうちに、稼げない時期に備えてしっかり貯めておくこと、資産形成をしておくことが大切です。
年収1000万円越えの世帯は日本全体でみれば多くはありませんが、都内ではそう珍しいものではありません。 「年収1000万円でお金持ち」と思っている人がいたら、ちょっと気を付けてくださいね。
計画さえしっかりできれば、安定した生活が実現できるのも年収1000万円の家庭の嬉しいところです。
教育費、マイホーム、老後など・・・より良い生活をずっとしたいと思うなら、しっかり計画を立てるようにしてくださいね(^^)