こんにちは。海外赴任家庭のためのお金の専門家 張替愛(はりかえあい)です。
グローバル化が進み、海外に住む日本人は毎年増えています。外務省の海外在留邦人数調査統計調査(令和2年度版)によると、3カ月以上の長期にわたって海外に住む日本人の数は、約89万人を超え、30年前と比べるとなんと2.6倍になりました!
海外に住む理由は、国際結婚や海外赴任、現地就職、留学などさまざまでしょう。
しかし、皆さんに知っておいてもらいたいのは、<日本の年金>のことです。
海外に住んでも、基本的には日本の年金をもらうことができます。しかし、いくらもらえるのかはケースバイケースです。
そのため、自分の場合は日本の年金がどうなるのかを、しっかり理解しておいていただきたいのです。
そこで今回は、海外に長期間住む人が知っておいていただきたい「日本の年金制度」について、書いた記事を紹介します。
任意加入制度についてもしっかり触れておりますので、特に、海外企業に雇用された現地採用や海外起業の人はぜひご一読ください!
海外に住むなら公的年金の「任意加入制度」を知っておこう!
掲載記事:海外で暮らす場合、日本の公的年金はどうすればよい?
掲載サイト:マネープラス様(運営:マネーフォワード様)
<記事内容>
・海外居住中の公的年金はどうなる?
・年金は海外に住んでいても受け取れる
・「任意加入」で得られる、現役時の保障と老後の収入
・任意加入しないなら保険料の負担はなくなるが…
・できれば公的年金の任意加入をしておこう
現役時の保障と老後の収入をどう準備するのかがカギ
海外に住む場合、人によっては年金の加入が義務ではなくなるため、年金に任意加入するかどうかで悩む人は少なくないでしょう。
海外移住先の年金制度次第では、日本の年金に加入していなくても、老後は移住先の国から年金がもらえて大丈夫というケースもたくさんあります。
また、人によっては「自分でしっかり貯金・資産運用して老後に備えている」ちうう人もいるでしょう。
しかし、これから海外に行く多くの人は、「老後のことまでは、まだ分からない…」という状態なのではないでしょうか。
まだ分からない状況であれば、任意加入制度に申し込みをしておくのが賢明だと思います。
記事でも紹介した通り、日本の年金は老後の収入になることだけでなく、万一のときには遺族年金や障害年金がもらえるという、現役時の保障の役割もあります。
しかし、国民年金の保険料は1人当たり年間約20万円と、決して安い金額ではありません。居住国でも年金制度に加入して保険料を支払うことになれば、収入も内の多くを社会保険料に取られることになり、生活が厳しくなってしまう恐れもあります。
やはり、自分自身のケースではどうしたほうが良さそうかを、家族の状況や今後の海外居住見込み期間や収入や資産運用の状況や自身の性格などから、総合的に判断するのが良いでしょう。
もし自分の場合はどうしようか迷ったら、1人で迷わないで海外赴任相談でもご相談できますので、いつでもご連絡くださいね。