こんにちは。子育て家庭のためのお金の専門家 張替愛(はりかえあい)です。
本日は、2021年3月31日の日経新聞夕刊「マネーダイニング」に取材記事が掲載されましたので、ご報告します!
新社会人に向けた「給与明細の読み方」と「貯蓄のすすめ」がテーマです。
他のFPさんがメインとなっていますが、私もコメントさせていただきましたので、控えめですが名前が掲載されています。
取材記事:新社会人の給与明細の読み方と貯蓄方法のポイント
掲載取材記事:新社会人のお金 給料から「天引き」でためる
掲載箇所:2021年3月31日夕刊「マネーダイニング」および日経電子版(日本経済新聞社様)
<日経電子版はこちら>※会員限定記事
(余談…)
初の新聞掲載だったのですが、想像以上に反応良かったのは「親」(特に普段は不愛想な父)でした。
新社会人の皆様のお役に少しでもなっていたら嬉しいですが、
親孝行にもなったみたいで、良かったです(^^)
給与明細のここを見て欲しい!
最近は給与明細のweb化が進んでいますが、新社会人の皆様にはぜひ毎月給与明細を確認して欲しいと思います。
なぜなら、給与明細には大切な情報がたくさん詰まっているから!
収入の内訳のほか、「社会保険料や税金がいくらひかれているか」「残業手当や休日手当などは実際に働いた内容と合っているのか」などを確認したいところです。
給与明細も誰かの作業の結果作られるものですから、間違いが発生しないとは限りません。
「残業時間が報告した時間と違っていた」「ほかの社員の残業時間が入れ替わっていた」など、ケアレスミスがあるかも。
もしおかしいなと思う点があったら、担当部署(人事・経理・総務など)に確認してみましょう。
できれば手取り3割の貯蓄を目指そう
取材記事内でも紹介しましたが、新社会人生活が始まったら、同時に「貯蓄」も始めて欲しいです。
自動車購入、結婚、子育て、住宅購入、ゆったり老後など、夢のライフプランを実現するためには、貯蓄が必要不可欠と言っても過言ではありません。
また特に将来の夢がない人も、万一のトラブルや転職・失業に備えて生活費の3カ月~6カ月分を目安に貯蓄を確保しておいておくと良いでしょう。
「会社で働くことに限界を感じたので転職したい」「住居環境が劣悪だったので引っ越しをしたい」など、
何かあった時に使えるまとまった貯金があれば、「なんとかなる!」という安心感もあり、落ち着いて生活しやすくなるでしょう。
貯蓄目標は、最低でも手取りの15%を目指しましょう。1人暮らしでも家賃補助が充実している人や、実家住まいで家にいれるお金が少ない人など、ゆとりがあるなら手取りの30%を目指しましょう。
それだけ貯められる堅実な生活習慣をつけておくと、将来が強いですよ~。老後費用も過度に心配しなくても良くなるかもしれません。
ただし、新社会人は「自己投資」も大事な時期!
新しい人間関係を深めるための交際費や、日々の仕事のモチベーションにつながる娯楽費、仕事に役立つ知識やスキルを得るための勉強費などにも、ほどほどにお金を使うことも忘れずに!
おすすめの貯蓄法はネット銀行&低額の積み立て投資
貯蓄を貯める方法としては、取材記事にもあったように、「先取り貯蓄」がおすすめ!
なかでも、ネット銀行の定額自動入金サービスは、いつでも引き出せる流動性の高さから、最初の貯金にぴったり!
「これくらい貯められるかな?」という金額を設定しておき、実際の生活で必要なお金を確認しながら積立金額を微調整していきましょう。
また、貯蓄の一部は「資産運用」に回すのもおすすめです。
株や債券の投資信託などの流動性の高いもの(=すぐに現金化できるもの)などを選び、たとえ値下がりしても生活に全く支障がないくらいの小さな金額から始めると良いでしょう。
低額でも資産運用を経験することで、資産運用の仕組みを理解したり、価格が変動した時に自分がどのような気持ちになってどんな行動を取りやすいかといった「経験」が積めます。
年齢があがって貯蓄額が大きくなれば、資産運用に回す金額も大きくなっていくものです。そのときいきなり大金を資産運用するのは怖いでしょうし、失敗すると損失も大きくなってしまいます。
新社会人となってすぐに「貯蓄の習慣」と「資産運用の経験」の2つを習得していくことは、将来の自分の資産形成にきっと役立つことでしょう。