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最終更新日 2017-05-01 タグ:不妊, 確定申告, 節税

【不妊】不妊治療でかかったお金を医療費控除するといくらお得になる?ざっくりシミュレーション

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こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの張替愛です。

 

不妊治療でたくさん治療費がかかった場合、医療費控除をすることで所得税の還付や翌年の住民税が減額されますので、やらない手はありません。

でも、返ってくる税金がほんの少しだったら、わざわざ確定申告するのは面倒と思ってしまいますよね?

 

そこで、

不妊治療費を医療費控除することでいくらお得になるのか

をざっくり計算しました。

 

ご参考になれば、幸いです。

 

目次

  • 1 医療費控除の申告は半日~丸1日かかる
  • 2 医療費控除で受けられる恩恵は収入によって変わる
  • 3 ★年収200~400万円くらいの方
  • 4 ★年収500~600万円くらいの方
  • 5 ★年収700~800万円くらいの方
  • 6 とりあえずレシートを取っておく習慣を
  • 7 関連記事

医療費控除の申告は半日~丸1日かかる


 

まず、医療費控除の申告にどのくらい時間がかかるのかをご紹介します。

 

初めて医療費控除を行うときはわからないことが多くて時間がかかりがちですが、慣れてしまえば半日ほどでできるようになります。

 

<初めて>
・申告書類の準備 ⇒ 半日~1日
・申告書類の提出 ⇒ 1時間

 

<慣れると>
・申告書類の準備 ⇒ 3時間
・申告書類の提出 ⇒ 1時間

 

申告書類は国税庁の確定申告書等作成コーナーからパソコンで作成することができます。

画面の指示に従って入力していくだけで自動で税額を計算してくれますので、思ったより簡単だと感じるのではないでしょうか。

パソコンが苦手な方は、税務署の無料相談窓口に足を運んで教えてもらうと良いでしょう。

 

しかし、最低でも半日はかかる作業となります。

還ってくる金額が小さい場合には、無理にやらなくてもいいかもしれませんね。

 

医療費控除は過去5年分までさかのぼって申告することができるので、妊娠して退職したり育児休業に入ったりして時間ができてから行っても良いかもしれません。

 

医療費控除の申告なら実は1年中いつでも受け付けてもらえますので、自分に時間のある時にやるとよいでしょう。

 

医療費控除で受けられる恩恵は収入によって変わる


 

いよいよ本題の
医療費控除でいくら得できるのかについてです。

 

医療費控除の計算方法はこのようになっています。

・1年間の医療費支出 - 保険金や助成金等の収入 - 10万円 =  医療費控除額

 

この医療費控除額から、いくらお得になるのか計算します。

・医療費控除額 × 所得税率 = 返ってくる金額
・医療費控除額 × 住民税率 = 翌年減額される金額

 

所得税率をかけるので、収入が多い人ほどお得になるということなのです。

そのため、年収ごとにいくらお得になるのかシミュレーションしていきたいと思います。

 

※計算結果はあくまで目安の金額となります。

また、会社で働いている方を想定していますので、自営業の方は金額が変わってきます。

 

 

★年収200~400万円くらいの方


 

<1年間の医療費が20万円かかった場合>

・1年間の医療費支出20万 -保険金や助成金などの収入 0万 - 10万 = 医療費控除額10万円
・医療費控除額10万円 × 所得税率5% = 返ってくる金額5000円
・医療費控除額10万円 × 住民税率10% = 翌年減額される金額1万円

合計1万円お得

 

<1年間の医療費が30万円かかった場合> 

・1年間の医療費支出30万 -保険金や助成金などの収入 0万 - 10万 = 医療費控除額20万円
・医療費控除額20万円 × 所得税率5% = 返ってくる金額1万円
・医療費控除額20万円 × 住民税率10% = 翌年減額される金額2万円

合計3万円お得

 

 

★年収500~600万円くらいの方


 

<1年間の医療費が20万円かかった場合>

・1年間の医療費支出20万 -保険金や助成金などの収入 0万 - 10万 = 医療費控除額10万円
・医療費控除額10万円 × 所得税率10% = 返ってくる金額1万円
・医療費控除額10万円 × 住民税率10% = 翌年減額される金額1万円

合計2万円お得

 

<1年間の医療費が30万円かかった場合> 

・1年間の医療費支出30万 -保険金や助成金などの収入 0万 - 10万 = 医療費控除額20万円
・医療費控除額20万円 × 所得税率10% = 返ってくる金額2万円
・医療費控除額20万円 × 住民税率10% = 翌年減額される金額2万円

合計4万円お得

 

 

★年収700~800万円くらいの方


 

<1年間の医療費が20万円かかった場合>

・1年間の医療費支出20万 -保険金や助成金などの収入 0万 - 10万 = 医療費控除額10万円
・医療費控除額10万円 × 所得税率20% = 返ってくる金額2万円
・医療費控除額10万円 × 住民税率10% = 翌年減額される金額1万円

合計3万円お得

 

<1年間の医療費が30万円かかった場合> 

・1年間の医療費支出30万 -保険金や助成金などの収入 0万 - 10万 = 医療費控除額20万円
・医療費控除額20万円 × 所得税率20% = 返ってくる金額4万円
・医療費控除額20万円 × 住民税率10% = 翌年減額される金額2万円

合計6万円お得

 

いかがでしたか?

 

医療費が高ければ高いほど、お得な金額が大きくなりますよね。

 

 

とりあえずレシートを取っておく習慣を


 

今年1年間にいくら医療費がかかるかを、予測できる人はいません。

年の途中まではほとんど病院に行かなくても、後半に急病でどっとお世話になる可能性もあります。

 

そのため、とりあえず医療費のレシートは取っておく習慣をつけましょう。

 

病院に行った時の領収書はもちろん、歯医者の領収書や、処方箋やドラッグストアで買った医薬品のレシートもおっておいてください。

 

年末や年明けにレシートの合計額を計算して、医療費控除をした方が良いかどうかを確認するとよいでしょう。

 

妊娠・出産する年も医療費控除をした方がお得なことが多いです。

今のうちから、医療費控除のやり方をぜひ覚えてくださいね♪

〇家計の悩みをなんでもまるごとご相談できます。(対面/電話/オンライン面談)

 

この記事を書いた人

FP相談 FP紹介

FP事務所マネセラ代表 張替 愛(はりかえ あい)
保険や金融商品を販売せずに家計・資産運用の相談を行うお金の専門家(FP)。
大学で心理学を学んだ後、国内損害保険会社に勤務。夫のアメリカ転勤を機に退職。自身が経験した悩みとその解決策を人ために活かすため、2017年に開業。
専門分野は、ライフプラン設計(教育費・住宅購入・老後資金)・家計改善・資産運用の始め方・ママのキャリア・海外赴任準備など。個人向け相談を年間100件近く行うと同時に、コラム執筆や監修、取材協力、オンラインマネー講座などの実績も累計200件以上。2児(小学生)の母でもある。(自己紹介・実績の詳細はこちら)

 

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張替愛プロフィール(ai harikae profile)2児の母でもある保険や金融商品を販売しないお金の専門家(FP)。海外赴任帯同による退職を経て仕事とお金のことで悩んだ経験から、海外赴任準備・教育費・資産運用・住宅購入・ママのキャリアなど、相談者の気持ちに寄り添ってひとつひとつの家庭に合った最善策を見つけるお手伝いをしています。(対応業務:個人相談・執筆・監修・講師・取材協力など)

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