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最終更新日 2019-08-28 タグ:家計の知恵

【老後】年金の財政検証から考える、30・40代が幸せな老後を送るための必要なこととは?

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こんにちは!子育て家庭のお金の専門家、はりかえあいです。

5年に一度行われる年金の健康診断といわれている「財政検証」の結果が公表されました。

多くのニュースで取り上げられているため、耳にした人も多いかと思います。

今日はその年金の財政検証の結果から、子育て世代である30~40代が安心して幸せな老後生活を送るために必要な準備や心構えについて、考えてみたいと思います。

目次

  • 1 30代・40代の年金はどうなる?
  • 2 共働き家庭や自営業家庭の場合は?
  • 3 年金は払ったほうが良いの?
  • 4 老後に過度な心配はしないで
  • 5 「不安」を行動に移す原動力にしよう
  • 6 関連記事

30代・40代の年金はどうなる?

年金の財政検証の結果は、「年金制度は持続可能で100年は安心」です。

ただしそれには条件があり、「経済成長が進み、働き手が増える」という前提が実現した場合の限られています。


政府は法律で定められた「所得代替率50%」を達成できるよう、財政検証の結果も頑張っていろいろな前提条件で試算しています。

所得代替率とは、現役世代の手取り収入額と比べて年金額がどのくらいの割合かを示すものです。

現在の 所得代替率 61.7%です。つまり、今65歳以上の人は、現役世代の収入額の61.7%程度の年金を受け取っているということです。

それが、30代・40代が年金を受け取り始める時期である30年後には、良い感じで経済が発展しても「50%」まで下がると発表されています。

もしも経済がマイナス成長だと、「30%」まで下がるというシナリオも出ています。

共働き家庭や自営業家庭の場合は?

ニュースでよく出てくる財政検証の所得代替率 は「モデル世帯」とされる「夫が平均賃金で会社員として40年間働き、妻は40年間専業主婦」の場合で計算されています。

年金は公務員や会社員として働いて「厚生年金」に加入している期間が長いほど受け取れる年金額が大きくなります。

そのため、夫婦共働きで会社勤めをしている家庭は、財政検証の結果よりも高い所得代替率を確保できる可能性が高くなります。

反対に、自営業の家庭は、国民年金だけしか受け取れないと年金額は少ないです。現在のモデル世帯の所得代替率が61.7%であるのに対し、国民年金のみの年金額は所得代替率36.4%と言われています。

つまり、ニュースを見るときには「自分たちの働き方」の場合はどうなのかを考慮して聞く必要があります。夫婦共働き会社員は「ニュースで言われるより年金は多い」、自営業の人は「ニュースで言われるより年金は少ない」と考えましょう。

また、モデル世帯もあくまでも一例です。「年収の高い会社員は年金額が高くなる」「一時期でも会社員で働いていれば厚生年金がもらえる」などの年金の基礎知識も覚えておくとよいでしょう。

年金は払ったほうが良いの?

将来もらえる年金額が減るだろうと見込まれると、「年金は払わないほうが良いのでは?」と思うかもしれません。

しかし、年金は「年金保険料」という通り、「保険」の性質も持っています。万一の死亡時や障害状態となったときには遺族年金や障害年金がもらえます。

また、民間の保険などと違い、年金は「一生涯」受け取ることができます。現在の平均年齢は男性が約81歳、女性が約87歳ですが、今後医療技術の進歩により、30~40代が平均寿命の年になる約50年後にはもっともっと長生きできる可能性があります。

万一のことが長生きしたときのためにも、「年金は払う」ということは続けていただきたいです。

老後に過度な心配はしないで

残念ながら 、30代・40代の年金は安心とは言えないのが現実です。そのため、「現在の老夫婦ほど年金に頼った生活はできない」と覚悟しておく必要があります。

私のところに家計相談に来られる人を見ていると、「65歳で退職、今の生活費のまま老後を過ごす」という条件だと、老後資金が厳しくなる人が多いです。

それも、現在の年金制度を前提に試算しているため、年金制度が改悪されれば、家計はもっと苦しくなります。


それでも、あまり心配をしすぎないでください。幸せな老後生活を実現することは工夫次第です。

30代・40代に大切な老後対策としては、お金を貯めることだけでなく、大切になことがたくさんあります。

<30代・40代が老後のために重視したいこと>
・できるだけ長く健康でいる、体力を保つ
・働く期間を無理なく延ばすため、仕事を好きになるまたは好きな仕事を見つける
・生活費のかけ方を工夫して、少ない生活費でも楽しめるようになる
・老後計画を立てて自分でも老後資金を準備する
・収入を増やすために資産運用や節税などを学ぶ、副業を考える
などなど

「不安」を行動に移す原動力にしよう

どれだけ不安に思っていても、状況は変わりません。将来に備えて「今できること」を始めることが、不安への特効薬になります。

例えば、お金のある生活を維持したいと思ったら、収入を増やす工夫を。
お金のない生活でも楽しみたいと思ったら、キャリア、人間関係、趣味などの改善・開拓を。

早く始めるほど時間をかけられるため、自分にとって無理のないペースで進めることができます。

30代・40代は年金制度の改悪が進むことが懸念されますが、「老後までの時間がたっぷりあること」が大きな強みです。

ぜひ、不安な気持ちをそのままにせず、状況を良くする「行動」に移す原動力としてください(^^)

「自分の場合はどうなの?」「自分は何をしたら良いの?」という人は、無料メール講座への登録(登録はこちら)や家計相談(詳細はこちら)のご利用がおすすめです。おひとりで悩まないでくださいね!

〇家計の悩みをなんでもまるごとご相談できます。(対面/電話/オンライン面談)

 

この記事を書いた人

FP相談 FP紹介

FP事務所マネセラ代表 張替 愛(はりかえ あい)
保険や金融商品を販売せずに家計・資産運用の相談を行うお金の専門家(FP)。
大学で心理学を学んだ後、国内損害保険会社に勤務。夫のアメリカ転勤を機に退職。自身が経験した悩みとその解決策を人ために活かすため、2017年に開業。
専門分野は、ライフプラン設計(教育費・住宅購入・老後資金)・家計改善・資産運用の始め方・ママのキャリア・海外赴任準備など。個人向け相談を年間100件近く行うと同時に、コラム執筆や監修、取材協力、オンラインマネー講座などの実績も累計200件以上。2児(小学生)の母でもある。(自己紹介・実績の詳細はこちら)

 

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張替愛プロフィール(ai harikae profile)2児の母でもある保険や金融商品を販売しないお金の専門家(FP)。海外赴任帯同による退職を経て仕事とお金のことで悩んだ経験から、海外赴任準備・教育費・資産運用・住宅購入・ママのキャリアなど、相談者の気持ちに寄り添ってひとつひとつの家庭に合った最善策を見つけるお手伝いをしています。(対応業務:個人相談・執筆・監修・講師・取材協力など)

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