こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの張替愛です。
11月となり、今年も終わりが近づいてきましたね。
皆さん、ふるさと納税はしていますか?
ふるさと納税は今からでも充分に間に合います。
気になっている方にはぜひやってみて欲しいと思います。
そこで今日は、海外赴任の可能性がある方の、ふるさと納税のポイントと注意点についてご紹介します。
目次
ふるさと納税とは?いくらかかるの?
まず初めに、ふるさと納税についてご説明しますね。
ふるさと納税とは、地方自治体への寄付金制度のことで、自分の好きな自治体を選んで寄付することができます。
寄付をした自治体からは、寄付金額に応じて特産物がお礼品として用意されていることがあります。
つまり、ふるさと納税として自治体へ寄付をすることで、おいしいお肉とか、家計が助かるお米とか、甘いデザートとかがもらえるという制度なのです。
中には、テレビやカメラなどの電化製品をお礼品としてくれる自治体もあります。
お礼品をもらいたいと思うと、寄付金額が5,000円や10,000円以上という自治体ところが多いです。
これほどの金額を寄付してもらえるものがお米10キロとかだと、普通に考えると損ですよね。
ふるさと納税がお得と言われる理由は、節税されるから
実は、ふるさと納税は、寄寄付した金額がその年の所得税より還付され、さらには翌年度の個人住民税より控除されるというおいしい特典がついています。
その年の所得税の還付されることに加えて、翌年の住民税が控除されます。
具体的な例を挙げると、もしもいくつかの自治体に合計10,000円寄付した場合、自己負担2,000円だけ支払うこととなり、8,000円分は税金が安くなることとなります。
この8,000円の内訳を説明すると、800円は所得税の還付金として翌年の3月頃に還ってきて、7,200円は翌年の6月から支払う住民税が安くなるという事になります。
(※)所得金額などによって詳細な金額は変わります。
ただし、ふるさと納税はあくまで税金が安くなる制度であるため、
そもそも支払う税金の金額が少ない!
という方はあまりお得にならないこともあるので注意が必要です。
特に、住宅ローン控除などがある場合には、気を付けてくださいね。
ふるさと納税のポイントまとめ
ふるさと納税のポイントをまとめると、下記の通りです。
★各自治体に寄付することで、その土地の特産物がもらえる!
★税金が安くなるので、寄付金は実質2000円にできる!
★支払う税金が高い、年収が高い人ほどお得になり!
ふるさと納税のやり方や年収毎の寄付額の目安は、こちらのサイトに詳しく書いてあります。
初めての時は緊張しますが、慣れてしまえば簡単です。
ふるさと納税は、【簡単・おいしい・お得】という、とってもステキな制度なので、ぜひやってみてくださいね!
基本的には地域の活性化が目的となる制度なので、自分とゆかりのある土地や、自分の好きな土地に寄付をするとより楽しめると思います。
海外赴任の可能性がある人の、ふるさと納税の注意点
ふるさと納税をする時は、自分に海外赴任の可能性がないかどうかを考えてから行ってください。
先ほど説明したとおり、ふるさと納税がお得と言われる理由は、寄付した金額の多くが税金が安くなるというかたち事で還ってくるからなのです。
もしも海外赴任が決まって1年以上日本を離れることとなると、基本的には日本から引っ越したタイミングから税金がかからなくなります。
翌年に払う住民税の金額は、ふるさと納税をしてもしなくても、0円となるのです。
つまり、海外赴任で出国する年にふるさと納税をした場合、ほとんどお得ではなくなってしまうのです。
海外赴任の可能性があるなら、ふるさと納税は年末近くまで待ってから!
せっかく「お得だから」と思ってトライしたふるさと納税が、お得でなくなってしまったら悲しいですよね。
それなので、海外転勤の可能性のある方は、
「年内の出国はない!」
と分かる時期まで待ってから、ふるさと納税をしてくださいね。
わたしも日本にいる時はふるさと納税をやっていました。
貧乏性の自分では、普段は買えない明太子や干物、デザートなどが届き、しばらく食卓が豪華になりました!
お得と思うと、2倍おいしく感じるんですよね。笑
でも実は、ふるさと納税の制度について完璧に理解していた私がやってしまった失敗談があります。。。
今度ご紹介しますので、お楽しみに~♪
(追記:【ふるさと納税】わたしのふるさと納税失敗談★うっかりミスには気を付けて!)