こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの張替愛です。
転勤族に発生しやすい支出について
2回に分けてご紹介しますね。
今日は、
転勤が発令された時の費用
についてです。
目次
引っ越し代も自己負担があることがある
引っ越し代や引っ越し先への交通費は全額会社負担のことが多いです。
スーモのアンケートによると、
半数のご家庭では、引っ越し代が全額会社負担とのことです。
しかし、
中には、引っ越し費用の上限を設定している会社もあります。
支度金のみを渡す会社もあります。
家族の引っ越し代は出してくれない会社もあります。
赴任先次第では引っ越し費用も大きくかかりますので、
業者選びや荷物を減らすなどして費用を抑えたいですね。
家探しにもお金がかかることも
ご自身で家を探して契約しなければいけない場合、
赴任前に現地へ下見や契約に行くときの交通費は自腹
となることがあります。
できる限り事前にインターネットで調べておくと、
スムーズにご契約できるでしょう。
また、転勤の辞令が正式に出る前(内示)の時点で家をご契約してしまうと、
土壇場で転勤がなくなった場合に違約金を自己負担しなければいけなくなてしまいます。
ご契約をするのは正式な辞令が出てからにしましょうね。
転勤で引っ越す時に必要となる諸費用
粗大ごみの処理費用
引っ越し時には必ずと言ってよいほど粗大ごみが出てきます。
引っ越し業者に頼むと高くつくこともありますので、
その地域の粗大ごみの捨て方を調べておくとよいでしょう。
時間にゆとりがあれば、
リサイクルショップにもっていったり人に譲ることで、
ごみ処理代が節約できます。
家具代
新しい家だと新しい家具が欲しくなるもの。
大きな家具は買わずに済ませたとしても、
カーテンや照明器具などは買わざる負えないことが多いでしょう。
転勤族はあまり大きな家具は買わず、衣装ケースなどを活用すると良いそうです。
お子様の転校費用
小学校であればあまりお金はかかりませんが、
幼稚園や中学校以上での転園・転校はお金がかかります。
制服代や入学金・学習用品で、10万円を超すことも珍しくないでしょう。
お子様の気持ちを配慮して、一時的に単身赴任することもあります。
その場合には家賃や食費が二重でかかることになります。
固定電話・インターネットの設置
固定電話の移転でもお金がかかりますし、
インターネットも新しい家次第で推奨されているものがあったりします。
インターネットの会社によっては、短期間での解約は違約金が発生することもあります。
ご契約時に、解約する時のペナルティーがないかどうかも確認しておきましょう。
一時的な単身赴任代
お子様が小さい場合や奥様の仕事の関係などにより、
旦那様と他のご家族が一時的に別々に暮らすことがあります。
そうした場合には、
住居費や実家へ居候することに対するお礼や旦那様の外食費などがかさむことがあります。
転勤で引っ越す時に必要となる小さな諸費用
こちらは、転勤時によって地味に発生する費用です。
ひとつひとつの金額は大きくありませんが、
合計すれば無視できない金額になるのではないでしょうか。
・職場への手土産
・ご近所さんへのご挨拶品
・お引越しはがき代
・お別れ会
などなど。
正式な送別会はおごり!ということも多いでしょうが、
お別れ会というほどではなくても、
最後に会っておこうと、友達と会う機会が増えがちです。
奥様、旦那様、お子様がそれぞれお友達と会う機会が増えると、
意外と無視できない金額になっていることでしょう。
・外食費・お惣菜費
引っ越しまでのハードスケジュールから、外食やお惣菜が増えがちです。
また、引っ越し前日や当日なども外食やお弁当になることが多いです。
転勤はお金がかかるもの
このように書き出してみると
転勤は本当に自己負担が多い
と思いませんか?
引っ越し時には、引っ越し費用に加えて、支度金を出してくれる会社もあります。
ただ、福利厚生は会社によって大きく異なります。
転勤にかかる費用をすべておぎなってくれる会社はあまりないでしょう。
できるだけ支出を抑えたいと考えると思いますが、
ドタバタの中で、財布のひもはどうしてもゆるみがちになります。
それならば、
”転勤はお金がかかるものだ”
と、あきらめてしまうと
気が楽になりますよ。
次の転勤に向けて
転勤費用をきちんと用意しておけば、
家計も問題ありません♪
こちらの
引っ越し後に発生する支出についての記事も
合わせてご覧ください。