渡米当初、アメリカに来て思ったのは、「日本のお風呂って優秀だったんだな・・・」ということでした。
そこで今日は、アメリカのお風呂の欠点をあげつつ、乳幼児2人がいる我が家がどうやって工夫しているのかを紹介します。
目次
日本のお風呂はすごかったのだと気づく
我が家のお風呂はアメリカのスタンダードだと思いますが、こんな感じになっています。
★バス・トイレ一緒
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とても不便だと思いませんか?
私はとても不便だと思いました。このお風呂を使って、どうすれば乳幼児2人を1人で入れられるのかと、途方にくれました。
シャワーが固定されているのでうまく泡が洗い流せず、洗い場がないため自分が洗っている間にベビーが滑って転んで湯船でおぼれかけます。
というか、自分が洗っている時に子供たちにシャワーのお湯がかかるので泣いています。泣
そんなわけで、毎日お風呂に入るたびに、「ああ…日本のお風呂が欲しい!!!!!!」と、心の中で叫んでいました。
日本のお風呂にあって、アメリカのお風呂にないものは?
どれだけ強い不満を抱いても、ここはアメリカ。日本のようなお風呂は簡単には手に入りません。
そこで、少しでも自分の不満を改善する工夫ができるようにと、日本のお風呂に合ってアメリカのお風呂にない点を整理しました。
★日本のお風呂の良い点
・自動お湯溜め機能
・追い炊き機能
・お風呂場の呼び出し音
私が不便に感じている原因は、主にこの3つの機能がないせいだということに気づきました。そこでひとつずつ、改善策を考えて実行していきました。
自動お湯ため機能の代わりはどうする?
まずは、自動お湯溜め機能です。我が家のアメリカのお風呂には、自動お湯溜め機能はついていません。
そのため、お風呂を溜めるときには毎回どのくらい溜まったのかを見なければいけません。
渡米当初は何度もお湯を溜めすぎてしまい、大量のお湯を無駄にしました。
(一定以上貯まると排水口から流れる)
何度もお湯を無駄にした&夫と私それぞれお湯を溜めていたせいか、渡米した初めの月は水道代がなんと$100以上にもなり、ひっくり返りました。
そのため、今は、お風呂を溜めるときには必ず携帯でタイマーをつけておくようにしています。
バスタブのサイズが大きいので、肩までつかれるほどお湯をためると水の量が多くなりすぎることにも気が付いたので、胸の下くらいの位置までで止めるようにしたら、水道代も落ち着きました。
追い炊き機能の代わりは?
追い炊き機能も大切な機能だったと初めて気づきました。
というのも、お風呂から出るお湯の最高温度が決まっていて、あまり高い温度に設定できないのです。
(もしかしたらできるのかもしれませんが、セントラルヒーティングの仕組みが分からなくて変えられませんでした。←エアコンの温度設定もうまく変えられません。)
そのため、夏場は大丈夫なのですが、冬場は5分でお湯が冷めます(T▽T)
バスタブに貯めるお湯の量も減らしていて腰までしかないので、なおさら寒く感じます。
子供達の服を脱がしたりお風呂場に向かわせたりと、なんだかんだしてる間にどんどん冷めます。
最高温度のお湯を足してもたいしてあったかくありません。シャワーだけの日は、お風呂を出てすぐに服を着ないと、風邪をひきそうです。
まぁ…ここはセントラルヒーティングの設定ができない自分が悪いので…勇気を出してマンションの管理人さんに聞いてみようと思います!
(追記:追記欄に、先輩ママ友に教えてもらった方法を載せています!)
お風呂の呼び出し音の代わりはどうする?
最後は、お風呂の呼び出し音です。
これは乳幼児連れじゃなきゃあまり使わないと思いますが、乳幼児がいると必須です。
というのも、夫が在宅しているときは、お風呂をおえた子供達を受け取ってもらうからです。はじめは一生懸命叫んでいたのですが、ぜっんぜん声が届かないんですよね。
そのため、我が家ではチャイムを買って設置しました。
こんな感じのものです。 こっちの呼び鈴をお風呂に設置して・・・
こっちの音が出る方をリビングに設置します。
アメリカには玄関のチャイムもついていないのがスタンダードなので、こういったものが売っているのですよね。
これでお風呂場のボタンを押すことで、リビングでピンポーンとなるように改良できました!
このように、我が家でもなんとかかんとか、少しでも日本のお風呂に近い機能にするよう頑張っています。
日本のお風呂と同じように使えているかというと全然かなわないので、やはり日本のお風呂が恋しい気持ちはなくなりませんが、工夫することでちょっと楽になりました。
同じ悩みを持つ誰かの参考になれば幸いです!
ついでに、トイレの温水便座の話
ついでにトイレの話をすると。。。
日本の温水便座が好きな方はそれなりに居ると思います。
便座があったかく、温水のシャワーがシュワ―っと出る、あれのことですね。
我が家の場合は、温水便座じゃないとやだ!という旦那のために、アメリカで東芝さんの温水便座を購入して自分たちで取り付けました。
日本で買うのに比べると、2倍以上の価格でした~。
こうやって、「できるだけ日本にいた時と同じように~」と設備を整えていったので、渡米後の生活費が月10万も増えたのでしょうね。
でも、心の健康を思うと、トイレの温水便座やお風呂の工夫にお金を使うことは結構良いお金の使い方だったと思うので、後悔はしていません!
もしアメリカでも日本の温水便座が欲しいと思った方は、できれば渡米前に日本で買って船便に載せておき、新居についたら自分で取り付けるといいかもしれませんね。
追記
この記事をアップする直前に、最近引っ越しをしたママ友(現地在住の国際結婚)の新居に遊びに行ったら、新事実が!!
なんと、”洗い場付きのお風呂”がついていたのです!!
お風呂の扉が完全に透明なガラスだったところが日本とは全く違いますが(笑)、それ以外のお風呂や洗い場の作りは日本と同じようでした。
探せばアメリカにもあるものなのですね~。
ちなみに、そのママ友の場合、新居に引っ越す前は、子ども(1歳)をお風呂に入れるときは子どもだけ先に入れてたそうです~。
やはりユニットバスで子供と一緒に入るのは難しいってことですね!!
また、別の現地在住ベテランママ友(お子さんはもう独立後)から聞いた話だと、
お湯がぬるい時は、電気ポッドでお湯を沸かしてドバーッとたし湯をして温度をあげる手を使っていたそうです!
いちいちポッドで沸かしてお湯を運ぶのはかなり面倒でしょうけれど、凍えるよりましですよね。
やはり、現地在住のママさんのお話はとても参考になります♡
帰国後追記:本帰国する際、トイレの温水便座は、購入時の半額くらいの値段で売却できました~。(現地在住の日本人と中古品をやりとりできるサイトを通して。)
チャイムも、庭にある裏口に設置して玄関のチャイム代わりに使っています。
最終的に言うと、良いお買い物だったと思います♪