こんにちは。
息子の七五三が無事に終わり、
成長の早さにじんわり心が温まったママFPの張替愛です。
この前は、この時期になると夫の会社から提出を求められる
年末調整(扶養控除申告書)の書き方について記事を書きました。
しかし!!!!
「頑張って扶養の範囲におさえて働いているけど、
扶養に入っていると、いったいいくらお得なの?」
と、思う方もいるのではないでしょうか?
そこで、
夫の扶養に入ることでどのくらいお得になるのかを
具体的な金額をご紹介いたします!
夫の扶養だと、どのくらい節税になるの?
妻が扶養控除の対象(=配偶者控除)になると、「夫が節税できる」というメリットがあります。
具体的には、夫の所得金額から、所得税は38万円、住民税は33万円が控除されます。
イメージしやすいように、夫の年収別で例を挙げますね。
※妻の他に扶養控除の対象者(16歳以上23歳未満の子どもなど)がいない想定です。
※扶養控除以外にも税金の控除がある場合、税金額は大きく変わってきます。
<年収別!配偶者控除で節税できる金額>
例①:夫の年収400万円 | 所得税 | 住民税 |
妻が扶養あり | 6.5万円 | 14万円 |
妻が扶養なし | 8.5万円 | 17.5万円 |
夫が払う税金の差額 | 合計約5.5万円 |
例②:夫の年収500万円 | 所得税 | 住民税 |
妻が扶養あり | 10万円 | 21万円 |
妻が扶養なし | 14万円 | 24万円 |
夫が払う税金の差額 | 合計約7万円 |
例③:夫の年収600万円 | 所得税 | 住民税 |
妻が扶養あり | 16.5万円 | 27万円 |
妻が扶養なし | 20.5万円 | 30.5万円 |
夫が払う税金の差額 | 合計約7.5万円 |
例④:夫の年収800万円 | 所得税 | 住民税 |
妻が扶養あり | 39万円 | 41.5万円 |
妻が扶養なし | 45.5万円 | 45万円 |
夫が払う税金の差額 | 合計約10万円 |
例⑤:夫の年収1000万円 | 所得税 | 住民税 |
妻が扶養あり | 69.5万円 | 56.5万円 |
妻が扶養なし | 77万円 | 60万円 |
夫が払う税金の差額 | 合計約11万円 |
よく聞く○○万の壁とは?
「○○万の壁」という言葉は聞いたことがありますか?
今日ご紹介した「扶養控除」は、
100万とか103万の壁に当たります。
2018年からは、103万から150万の壁に変わり、
夫の所得金額が年間1,000万円(給与収入のみの場合は年収1,220万円)までという制限が追加されます。
2018年から新しく登場する201万の壁は
今日紹介したものと似ている「配偶者特別控除」が関係しています。
一番大きな壁と言われている130万の壁は、
税金ではなく、社会保険(健康保険や年金)が関係しています。
混乱しやすい所なので、
少しずつご紹介していきますね♪
記事の更新をどうぞお楽しみに♪