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最終更新日 2018-10-11 タグ:メンタルヘルス, 海外赴任, 海外赴任準備, 駐在妻

【海外赴任】アメリカでのうつ体験-駐在妻のメンタルヘルス対策

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こんにちは。

海外赴任家庭のためのお金の専門家、張替愛です。

 

7月13日の東洋経済オンラインに、海外駐在家族のメンタルヘルスに関する記事が出ていました。

 

赴任者妻「消えてしまいたい」抑うつ状態
アジア某都市。30代駐在員の妻Cさん。日本では総合職として勤務していたが、そろそろ子どもを授かりたいとの思いから悩んだ末に退職、夫の赴任に帯同した。しかし見知らぬ土地での孤独感、知り合いのいない心細さ、思うように進まない不妊治療への不満といった思いが交錯して眠れない日が続き食欲が減退、仕事に忙殺される夫にも相談できず落ち込む日々。そのうちに生きていても仕方ないと思うようになり、多量の睡眠薬と酒を飲み朦朧としていたところを帰宅した夫に発見され、現地の精神科に入院となった。(「東洋経済オンライン」より一部抜粋)

 

この記事を読んで、

渡米当時のわたしの体験を思い出しました。

 

見知らぬ土地での孤独感や

知り合いのいない心細さ。

 

日本では簡単にできていたことが全然うまくできず、

私の自尊心は、どんどん傷ついていきました。

 

夫の海外赴任によって海外で暮らすことになった方の中には、私と同じように、

「うつ」みたいな気持ちになる駐在妻も、決して少なくないのではないでしょうか。

 

そこで今日は、私のアメリカで感じた「うつ」な気持ちを紹介するとともに、駐在妻のメンタルヘルス対策について思案していきます。

 

少しでも、誰かのお役に立てれば幸いです。

 

目次

  • 1
  • 2 はじめての海外生活 私のうつ体験
  • 3 ◆買い物ひとつも満足にできない
  • 4 ◆好きだった料理も苦痛に
  • 5 ◆お医者さん探しは旦那頼み
  • 6 海外生活に慣れるまでの3段階
  • 7
  • 8 そのままの自分を認めてあげて
  • 9
  • 10 メンタルヘルス対策を始めよう
  • 11 ◆体を休める
  • 12 ◆運動する
  • 13 ◆自分の好きなことを見つける
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はじめての海外生活 私のうつ体験


 

アメリカへ引っ越したばかりのころは、

本当に、ひとりでは何もできませんでした。

 

まずは、私がどれだけ何もできず、そのためにどれだけ自信を失っていったのかをご紹介します。

 

◆買い物ひとつも満足にできない

歩いて行けるスーパーは、品揃えが少ない現地スーパーでした。

アジアンマーケットや日本食材店、品揃え品の良い現地スーパーまで出掛けないと、醤油やみそなどの調味料、大根やカボチャといったなじみの野菜が売っていません。

 

しかし、車の運転ができないので、好きなスーパーへいくことができませんでした。

 

週末にまとめ買いすることに慣れていなかったので、食材切れや買いすぎが増えました。

 

週末もなかなかゆっくりできない旦那に、車の運転をお願いすること自体が心苦しく感じました。

 

 

◆好きだった料理も苦痛に

日本では和食ばかり作っていたのですが、日本食材は高いし遠出しないと手に入りません。

日本から輸入された調味料は日本の3倍もします。

 

偏食の激しい息子は、食パンやうどん、魚、納豆、もやし、大根などが好きだったのに、アメリカではなかなか手に入りませんでした。

初めて作った料理だと全く手を付けてくれず、甘いコンフレークばかりを食べさせる日が続くこともありました。

 

おまけに、日本にいる時に比べて、毎月の生活費が10万円もアップしていたのです。

何か特別に贅沢をしたつもりはありませんでしたので、必死になって節約生活を始めました。

 

 

◆お医者さん探しは旦那頼み

わたしは3歳と3か月の2人の子供を連れて渡米したので、急病があるのは当たり前でした。

 

しかし、アメリカの医療事情が分からずあたふたしているうちに、

娘が産まれて初めての予防接種を受けられたのは、5か月を過ぎてからでした。

 

産まれて初めての発熱時もお医者さんに連れていくことができず、

自宅でただただ様子をみることしかできないことが不安で仕方ありませんでした。

 

 

 

買い物もできない。

車も運転できない。

ご飯も作れない。

子育てもうまくできない。

英語も全然話せない。

 

うまくいかないことがあるたびに落ち込み、うつな気持ちになっていました。

 

 

海外生活に慣れるまでの3段階


 

海外赴任で駐在妻が現地に慣れるまでには

3段階の心理状態になると言われているそうです。

 

ハネムーン期:赴任当初の気分が高揚している時期

批判期:日本との違いに不平不満がつのる

適応期:日本と現地の文化の違いを冷静に受け止められるようになる

 

この記事を書いた時点では、私はアメリカに来てもうすぐ1年経ちますが、

今ではもう適応期まで来ていると感じています。

 

今も、できないことはたくさんあります。

不便だと感じることは多いです。

 

でも、

 

ここにしかない良いところもたくさんあると、

思えるようになりました。

 

時間はかかりましたが、

 

できないことはできないと受け入れて、

ここでもできる自分なりの楽しみを、見つけられたおかげだと思います。

 

そのままの自分を認めてあげて


 

駐在妻にとって大切なことは、

落ち込むことがいけないことではない

と、知っておくことです。

 

環境が大きく変われば、

できないことが多くて落ち込んでしまうのも当然です。

 

私自身も、日本に居た時には経験したことがないほど落ち込む日がまだあります。

海外生活に対する不満を、夫に思い切りぶちまけたこともあります。

 

落ち込んでいいのです。

 

「あぁ、わたし心が疲れているんだなぁ」

「こんな環境の割には、頑張っているなぁ」

 

と、

自分自身を労わってあげてください。

 

メンタルヘルス対策を始めよう


 

でも、いつまでもうつのままでは苦しいですよね。

 

今の自分にできることから、

メンタルヘルス対策を始めてみてください。

 

私なりにいくつか考えてみたので、ご参考になれば幸いです。

 

◆体を休める

心と体は強く影響しあっています。

体が疲れているときは、心も疲れてしまいやすいです。

 

まずは、たっぷり睡眠をとって、ゆっくり休んでくださいね。

 

家事をさぼっても、後ろめたい気持ちになる必要はありません。

 

365日休みがない主婦の

”有給休暇”だと思えばいいのです♪

 

 

◆運動する

「運動」には、前向きな気持ちになれる効果があります。

 

うつな時でも、

とりあえず掃除や料理などをしているうちに元気になることがあります。

 

ベッドから起き上がることが億劫な時には、

寝っ転がりながらストレッチしてみてもいいですね。

 

 

◆自分の好きなことを見つける

毎日の生活で中で、できる限り自分の好きなことに使う時間を増やしましょう。

 

海外生活が始まると、以前と同じ生活を続けることはできません。

 

好きだったことでも、海外では続けにくいこともあるかもしれません。

そしたら、ここでもできる好きなことを新しく見つけていきましょう。

 

少しずつでも続けていくことで、生活は楽になっていくはずです。

 

これならできるかなと思ったことから、はじめて見てくださいね。

 

―――――――2018年10月追記――――――――――

 

夫の海外赴任が終わり、日本に帰国して1年以上が経ちました。

仕事をしているので忙しいですが、精神的には安定して、「やっぱり日本は楽だな~」と日々感じています。

 

そして、ご縁があって、「海外 こころのヘルプデスク24時」という活動に、相談員として私も参加させていただいています。

これは、海外在住者が、24時間、日本語でいつでも無料で話ができるオンライン相談デスクです。

 

発起人の秋田まきさんは、現在アメリカテキサス州に住んでいる「海外生活・国際恋愛カウンセリング」のカウンセラーです。

 

海外で悩める人の役に立ちたいという想いから始まった活動です。

一人で落ち込んだ気分から抜け出せない時など、ぜひお気軽にご利用してください。

 

◆海外こころのヘルプデスク24時◆

https://www.helpdesk24.net/

 


〇海外赴任前の準備について「我が家はどうしたら良い?」をまるごと確認することができます。(対面/電話/オンライン面談)

 

この記事を書いた人

FP相談 FP紹介

FP事務所マネセラ代表 張替 愛(はりかえ あい)
保険や金融商品を販売せずに家計・資産運用の相談を行うお金の専門家(FP)。
大学で心理学を学んだ後、国内損害保険会社に勤務。夫のアメリカ転勤を機に退職。自身が経験した悩みとその解決策を人ために活かすため、2017年に開業。
専門分野は、ライフプラン設計(教育費・住宅購入・老後資金)・家計改善・資産運用の始め方・ママのキャリア・海外赴任準備など。個人向け相談を年間100件近く行うと同時に、コラム執筆や監修、取材協力、オンラインマネー講座などの実績も累計200件以上。2児(小学生)の母でもある。(自己紹介・実績の詳細はこちら)

 

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代表 張替 愛(はりかえ あい)

張替愛プロフィール(ai harikae profile)2児の母でもある保険や金融商品を販売しないお金の専門家(FP)。海外赴任帯同による退職を経て仕事とお金のことで悩んだ経験から、海外赴任準備・教育費・資産運用・住宅購入・ママのキャリアなど、相談者の気持ちに寄り添ってひとつひとつの家庭に合った最善策を見つけるお手伝いをしています。(対応業務:個人相談・執筆・監修・講師・取材協力など)

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